Abstract
百々新は、上海、カスピ海沿岸、シルクロード、京都などを移動しながら、旅を異国趣味として閉じず、土地の生活感覚と見る者の距離を写真集の順序へ編む写真家である。『対岸』と『White Map on the Silk Road』を中心に、地理的な移動が写真の形式へ変わる過程を整理する。
この写真家が変えたこと
百々新は旅を珍しい場所の記録として扱わず、移動する身体が土地の生活、光、道、服装、宗教、政治的境界とぶつかる地点を写真集のリズムへ組み直した。旅写真を、見る者と場所の距離を測る現代ドキュメンタリーへ移した点が要点である。
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目次 · Table of Contents
§ 01 / 03背景と時代
§ 02 / 03表現の核心
§ 03 / 03写真史上の位置
§ REL関連と参考資料
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写真集
対岸 / Taigan
カスピ海を囲む地域をめぐる写真集。地理的な向こう岸と他者との距離を重ねて読むための中心作。
White Map on the Silk Road
複数の旅を組み直し、異国趣味ではなく、人々が生活を組織する多様な形をたどる写真集。
関連データベース・アーカイブ
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