1960年バルセロナ生まれ。社会人類学と写真ドキュメンタリーを基盤に、都市周縁部・政治的記憶を宿した景観・争われた場所の長期調査を実践してきた。《Sanctuary》《Nitrate》など、写真・アーカイブ文書・テキストを組み合わせた実践は、景観を歴史的証拠として再構成するというポストドキュメンタリーの方向を示した。
リバスの実践の核心は、写真を単独の証拠として完結させず、アーカイブ資料・テキスト・インスタレーションと結合することで場所の歴史的・政治的条件を再構成することにある。バンコ・デ・エスパーニャの機関テキストが明示するように、ドキュメンタリー写真と社会人類学がリバスの方法論の基盤であり、景観は歴史的暴力・立ち退き・制度的権力が引き続き読み取れる場として扱われる。*2
《Sanctuary》は争われた都市空間を主題とし、《Nitrate》は硝酸塩採掘の歴史を通じて労働・植民地主義・景観の重なりを提示した。*3 1990年代から2000年代にかけてドキュメンタリー写真が現代美術の文脈で問い直された時期に、リバスは単独のイメージへの依存を退け、調査の組立体として写真を機能させるというポストドキュメンタリーの立場を確立した。*1