屋須弘平Kohei Yasu

屋須弘平(Kohei Yasu)は、日本写真を考えるうえで欠かせない写真家です。このページでは、日本写真を手がかりに、写真史の流れの中での位置づけを、関連作家・運動・出典とあわせてたどります。

基本情報
日本
生没年 1846–1917

解説

屋須弘平(1846–1917)は日本生まれの写真家で、渡航後はグアテマラに定住し「Juan José de Jesús Yas」の名で活動した。1878年にグアテマラ・シティに「Fotografía Japonesa」スタジオを開設し、中央アメリカで活躍した異色の日本人写真家として記録されている*1*2。スタジオ肖像・都市および建築ビュー・地域社会の記録からなる活動は、当地の商業的需要に応えながら、変化する社会の持続的な視覚記録を残した。写真家としての孤立した傑作よりも、19世紀後半から20世紀初頭のグアテマラ社会を記録したアーカイブ全体として評価される*2*3。歴史的意義は、日本人移民史と中米写真史の交差点に位置する点にある。「日本写真史」は日本国内に限定されず、海外の日系ディアスポラによる商業的・記録的実践を含む広がりを持つことを彼の例は示している*1*2。受容は主に移民史と日本グアテマラ文化交流をテーマとした発見的・記念的展覧会によって支えられており、現存する素材は写真作品としてだけでなく、明治期の日本人移民とラテンアメリカを結ぶ記録されにくかった歴史の証拠として評価されている*1*3

屋須弘平 写真集

屋須弘平 関連写真集
日本写真を写真史の流れとともにたどる入口になる一冊。
写真集を Amazon で見る ↗ ※アフィリエイトリンクを含みます

外部リンク

出典