シャロン・ロックハート(1964年アメリカ生まれ)は、写真と映画の両方を使い、労働・共同体・持続を主題に長期にわたる協働的プロジェクトを展開するアーティスト。静的なカメラ位置と長い持続時間を通じて、集団的生活を倫理的かつ形式的に厳密に描写する。
1964年アメリカ生まれ。写真と映画を横断する実践で知られるアーティスト。1990年代後半から美術館・映画祭の両方の文脈で活動し、コミュニティとの長期的な協働プロジェクトを中心とした実践を展開してきた。*1
主要なテーマは、労働、共同体、持続、集団的生活、観察の倫理、表象の政治である。静的なカメラ位置、長い持続時間、正面的または高度に制御されたポートレート形式、連作構造、写真と映像の並行的な展開が特徴的な手法である。作品はしばしば厳格に見えるが、その厳格さは長期的な注意と協働とつながっている。*2 代表作は『Goshogaoka』(1997年)・『Teatro Amazonas』(1999年)・『Pine Flat』(2005年)・『Lunch Break』で、それぞれ静止画と動画を往来しながら、日常的な集団的行為を注意深く構造化された作品へと変換する。ハマー美術館とMCAの論考はロックハートが形式的な規律を特定のグループ・場所への持続した関与と結びつけている点を指摘し、出来事主導のドキュメンタリーではなく被写体とともに過ごす時間を中心に置く方法論が社会的研究と振り付けに近いことを示す。*1 ドキュメンタリー・民族誌・観察の政治が問い直されていた1990年代に登場し、即時的な情報把握を拒否し特定のコミュニティへの持続した投資を選ぶことで形式主義を社会的プロセスと結びつけた点に歴史的意義がある。*2
MCAは2001年の回顧展を米国の美術館における最も重要な個展として位置づけ、形式的制御と社会的観察の関係をめぐる受容が当時すでに定着していたことを示している。写真と映画の両方の文脈で活動しながら、観客が遅さを責任の形式として経験するよう促す点に最も強い批評的意義がある。*3