1990–2000sは、グローバル化・インターネット・ポスト冷戦を背景に、写真の制度や表現が大きく動いた時代です。このページでは、コンセプチュアルアート、コンセプチュアル、日本写真などの表現を手がかりに、この時代の写真家と写真史の流れをたどります。
イヴ・サスマンは、歴史絵画のタブローや写真の構図を映像・インスタレーションへ展開し、静止画像が時間、身体、演技によってどのように揺らぐかを探る作家。
詳細を読むアナ・トルフス(1963年ベルギー生まれ)は、写真・テキスト・プロジェクション・インスタレーションを使い、証言・翻訳・記憶・ドキュメンタリーの権威の不安定さを探るアーティスト。
詳細を読むクロード・クロスキー(1963年フランス生まれ)は、ウェブサイト・出版・写真・映像・コラージュを横断し、情報の反復・消費文化・日常的視覚言語の不条理を分析するアーティスト。
詳細を読むワンゲチ・ムトゥは、民族誌写真・ファッション写真・医学図版などの断片をコラージュし、植民地主義とジェンダー化された身体表象の歴史を再構成するケニア出身のアーティスト。
詳細を読むアンリ・サラ(1974年アルバニア生まれ)は、映像・音・インスタレーションを通じて記憶・政治的転換・歴史的語りの不安定さを探るアーティスト。
詳細を読むG.R.A.M.は、報道写真や公共イメージを再演・流用・再構成し、メディアが政治的記憶や歴史の見え方を作る仕組みを批評するオーストリアのアーティスト集団。
詳細を読むアトラス・グループ/ワリード・ラードは、レバノン内戦をめぐる架空/準架空のアーカイブを通じて、写真・映像・文書が歴史の証拠として機能する条件を問い直したプロジェクト。
詳細を読むアダム・ブルームバーグとオリヴァー・チャナリンは、ドキュメンタリーや制度的イメージ・システムへの批判的実践で知られる南アフリカ/イギリスの写真家デュオ。
詳細を読むアネタ・グジェシコフスカ(1974年ポーランド生まれ)は、写真・映像・彫刻を横断しながら、自己の消失・身体イメージ・デジタル操作を主題とするアーティスト。
詳細を読むアンソニー・ゴイコレア(1971年生まれ、キューバ系アメリカ人)は、1990年代後半から演出的写真タブローで広く認知されたアーティスト。
詳細を読むアヌシュカ・ブロマースとニールス・シュム(ともに1969年生まれ、オランダ)は、ファッション写真・スティルライフ・アート写真の境界を意識的に撹乱するデュオ。
詳細を読むアルノ・ノレン(1964年オランダ生まれ)は、写真・映像・インスタレーションにわたって活動するアーティスト。反復する静止画像のシーケンスを通じ、記憶・欲望・ナラティブの連想を活性化する。
詳細を読むアクセル・ヒュッテ(1951年ドイツ生まれ)は、デュッセルドルフ派に連なる写真家。鮮鋭な大判カラー写真で風景・建築・夜景を捉えながら、霞・反射・光の乱反射によって視覚的確実性を宙吊りにする。
詳細を読むシャルル・フレジェ(1975年フランス生まれ)は、制服・儀礼・仮装・集合的アイデンティティをテーマとした連続肖像プロジェクトで知られる写真家。類型論的な反復によって、コスチュームと役割が身体をいかに組織するかを可視化する。
詳細を読むシャルロット・デュマ(1977年オランダ生まれ)は、動物を中心とした肖像的な写真で知られる写真家。奉仕・喪・同伴関係というテーマを通じ、動物の周囲にポートレートとしての尊厳と感情的重さを成立させる。
詳細を読むエリック・シュタインブレッヒャー(1963年ドイツ生まれ)は、写真・彫刻・テキスト・インスタレーションにわたって活動するアーティスト。日常的な物や標識を最小限の手つきで扱い、言語・労働・流通の社会的構造を静かに問う。
詳細を読むエルヴィン・ヴルム(1954年オーストリア生まれ)は、彫刻を主軸としながら写真を不可欠な要素として組み込むアーティスト。
詳細を読むジェラード・バーン(1969年アイルランド生まれ)は、映像・写真・インスタレーションを横断するアーティスト。
詳細を読むゴンサロ・プフ(1950年スペイン生まれ)は、写真・映像・インスタレーションにわたって活動するアーティスト。人物・建築・オブジェクトを精巧に構築した場面に配置し、身体とアイデンティティが空間的配置によっていかに読まれるかを問う。
詳細を読むJ・H・エングストローム(1969年スウェーデン生まれ)は、日記的で感情的に不安定な写真群をフォトブックの形式で発表することで知られる写真家。記憶・親密さ・疎外感を、断片的な配列と生々しいプリントを通じて記録する。
詳細を読むジェームズ・ケースベア(1953年生まれ、アメリカ)は、建築的・制度的空間の模型を自ら制作して撮影することで知られる写真家。権力・収監・イデオロギーが空間にいかに埋め込まれているかを、説得力ある写真的フィクションとして問う。
詳細を読むジェームズ・ウェリング(1951年生まれ、アメリカ)は、抽象・建築・風景・フォトグラムを行き来しながら写真の可能性を問い続けるアーティスト。「私は写真家か、それともアーティストか」という問いを実践そのものとして生きてきた。
詳細を読むジャナイナ・チェペ(1973年生まれ、ドイツ/ブラジル)は、写真・映像・パフォーマンス・彫刻・絵画にわたって活動するアーティスト。水・植物・神話的なイメージを通じて身体が景観へと溶け込む変容の過程を、演出的な写真と映像で記録する。
詳細を読むイェンス・ウルリッヒ(1972年ドイツ生まれ)は、写真・彫刻・コラージュ・インスタレーションにわたって活動するアーティスト。
詳細を読むホセ・アントニオ・エルナンデス=ディエス(1964年ベネズエラ生まれ)は、彫刻・写真・映像・インスタレーションを横断するアーティスト。
詳細を読むジュール・シュピナッチュ(1964年スイス生まれ)は、半自動カメラシステムや長期的な連続プロジェクトで知られる写真家・アーティスト。
詳細を読むローラ・レティンスキー(1962年カナダ生まれ、シカゴ在住)は、スティル・ライフと家庭的室内空間の写真で知られるアーティスト。
詳細を読むルック・ドラエー(1962年フランス生まれ)は、フォトジャーナリストとして出発し、後に戦争・政治・歴史的危機を主題とした大判ミュージアム写真の制作へと移行した写真家。
詳細を読むルーカス・アインゼレ(1963年ドイツ生まれ)は、写真・映像・テキスト・調査に基づくプロジェクトを横断するアーティスト。
詳細を読むマンフレッド・ヴィルマン(1952年オーストリア生まれ)は、写真家・キュレーター・編集者として活動し、Camera Austriaを通じてオーストリアの写真文化を形成してきた。
詳細を読むマルコ・ポローニ(1962年スイス生まれ)は、写真・映像・インスタレーション・調査に基づく語りにわたって活動するアーティスト。
詳細を読むヤサンスキー&ポラク(Lukas Jasanský と Martin Polák によるデュオ)は、ベルリンを拠点に活動するアーティスト・デュオ。
詳細を読むMultiplicityは、写真・地図・証言・映像を組み合わせ、移民、境界、インフラ、移動の政治を調査するイタリアの研究集団。単一の写真ではなく、複数の証拠形式で現代空間を読み解く。
詳細を読むネイト・ロウマン(1979年アメリカ生まれ)は、タブロイド・報道・犯罪図像・アメリカ大衆文化から見つかったイメージを反復的に流用する絵画・インスタレーション・版画の作家。
詳細を読むニッキー・S・リー(1970年韓国生まれ)は、特定のサブカルチャーや集団に長期にわたって溶け込み、他者が撮影した日常的なスナップショットの中に現れる『Projects』シリーズで知られる作家。
詳細を読むオリヴァー・ムソヴィク(1971年北マケドニア・スコピエ生まれ)は、写真・映像・視覚的語りにわたって活動するアーティスト。
詳細を読むポール・アルベルト・ライトナー(1957年オーストリア生まれ)は、写真・アーティスト・ブック・強迫的なアーカイブ収集を組み合わせる写真家。
詳細を読むフィリップ・テリエ=エルマン(1970年フランス生まれ)は、写真・映画・映像・インスタレーションを横断するアーティスト。
詳細を読むリチャード・ビリンガム(1970年イギリス生まれ)は、自身の家族を撮影した写真シリーズ『Ray's a Laugh』で知られるアーティスト。
詳細を読むロー・エスリッジ(1969年アメリカ生まれ)は、商業的・民俗的・美術写真のイメージ語彙を混合することで知られる写真家。ファッション・広告写真と現代アート写真の間の境界を、シーケンスと並置を通じて分析的かつ愉快に問い直す。
詳細を読むロイ・アーデン(1957年カナダ生まれ)は、バンクーバーのフォト・コンセプチュアリズムの文脈に位置づけられることが多い写真家・アーティスト。
詳細を読むルート・ファン・エンペル(1958年オランダ生まれ)は、数千の写真断片から丹念に構築されたデジタル合成写真で知られるアーティスト。
詳細を読むザビーネ・ビター/ヘルムート・ウェーバー(1993年より共同活動)は、写真・建築・都市表象を中心に活動するオーストリアのアーティスト・デュオ。
詳細を読むセルゲイ・ブラトコフ(1960年ウクライナ生まれ)は、ハリコフ写真学派に属する写真家・アーティスト。
詳細を読むソン・ウー・ベク(1973年韓国生まれ)は、シミュレーション・イデオロギー・表象の政治を主題に、写真そのものを疑わしい媒体として扱う写真家・アーティスト。
詳細を読むシャロン・ロックハート(1964年アメリカ生まれ)は、写真と映画の両方を使い、労働・共同体・持続を主題に長期にわたる協働的プロジェクトを展開するアーティスト。
詳細を読むソニア・ブラス(1968年ドイツ生まれ)は、ジオラマ・動物園・スタジオ効果を用いた大判カラー写真で、自然の見た目を持つ作り物の場面を撮影するアーティスト。
詳細を読むシュテファン・ブルガー(1977年生まれ、スイス在住)は、写真・彫刻・インスタレーション・アクションにわたる実践で、イリュージョン・展示・観客の期待をめぐる問いを展開するアーティスト。
詳細を読むスティーヴン・ギル(1971年イギリス生まれ)は、フォトブックを主要な発表形態として、ドキュメンタリー写真を素材実験によって根本から問い直すアーティスト。
詳細を読むスゼ・ツン・レオン(1970年生まれ)は、地平線・領域・都市形態を主題に、大判カラー写真の連作でグローバル化と都市景観を探求するアーティスト。
詳細を読むトーマス・デマンド(1964年ドイツ生まれ)は、既存の報道写真や記録写真を原寸大の紙とボール紙で再構築し、そのモデルを撮影して作品とする写真家・アーティスト。
詳細を読むトレイシー・モファット(1960年オーストラリア生まれ)は、写真・映像・モンタージュを横断し、人種・欲望・記憶・植民地的歴史を映画的な演出と大衆的イメージの流用を通じて問うアーティスト。
詳細を読むヴァレリー・ベラン(1964年フランス生まれ)は、ポートレート・スティルライフ・ボディ・商品など多様な被写体を通じて、超精細な描写と人工性の間の不安定な関係を探る写真家。
詳細を読むヴォルフガング・ティルマンス(1968年ドイツ生まれ)は、日常・クィアな社会性・抽象・政治的イメージを横断する写真・インスタレーション・出版を展開するアーティスト。
詳細を読むイト・バラダ(1971年生まれ、フランス・モロッコ)は、写真・映像・インスタレーション・アーカイブにわたる実践で、タンジェを拠点に国境・都市変容・移動の政治を探るアーティスト。
詳細を読むオノデラユキ(1962年生まれ)は、ルール駆動の連作・暗室実験・大判手製プリントを特徴とし、写真過程を概念的な問いの生成装置として扱う写真家。
詳細を読む長島有里枝(1973年生まれ)は、セルフポートレートと家族写真を通じて女性の身体的自律・ジェンダー・表象の政治を問う写真家・作家。
詳細を読むOHIOは、写真雑誌を展示空間のように扱い、日常的で複製可能な写真の編集・出版・流通を作品化したドイツのプロジェクト。単独作品ではなくページ上の並置から写真を捉え直す。
詳細を読むcollectif_factは、写真・映像・3Dスキャン・建築モデルを組み合わせ、都市空間やメディア映像が知覚をどのように条件づけるかを探るスイスのアーティスト集団。
詳細を読むユースフル・フォトグラフィーは、実用的・匿名的・日常的な写真を収集・編集し、美術作品ではなく社会の中で使われる画像として写真の価値を捉え直す編集プロジェクト。
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