1962年東京生まれ。《Tokyo Suburbia》で木村伊兵衛賞を受賞し、日本の郊外・消費空間・家族という主題を冷静で繊細な観察で記録してきた。後年はカメラ・オブスキュラや写真装置そのものへの反省的関心を深め、観察的な郊外写真からプロセス基盤の実験へと実践を拡張した。
ホンマの実践は、郊外・日常的な都市空間・家族という主題への冷静な観察と、後年における写真装置そのものへの反省的関心という二つの軸で把握される。《Tokyo Suburbia》では、都市計画・メディア・視覚習慣によって形成された平凡な郊外が、カラー写真の細部の中に静かに照らし出される。この観察的手法は、主題を空虚な中立としてではなく、視覚文化が重なり合う場として提示する。*2
東京フォトグラフィックアートミュージアムが指摘するように、後のカメラ・オブスキュラ研究は写真機械装置を制作の主題へと引き上げることで、世界を見ることがつねに媒介された行為であることを明示する。*3 1990年代から2000年代にかけて日本の郊外・消費空間・家族が現代経験の中心的な場となっていた文脈で、ホンマは戦後ドキュメンタリー写真でも抒情的な日常写真でもない独自の位置を確立した。*1