ウィリアム・ヴァンディヴァートWilliam Vandivert

ウィリアム・ヴァンディヴァート(William Vandivert)は、戦争写真とドキュメンタリーを考えるうえで欠かせない写真家です。このページでは、戦争写真とドキュメンタリーを手がかりに、写真史の流れの中での位置づけを、関連作家・運動・出典とあわせてたどります。

基本情報
生没年 1912–1989

解説

ウィリアム・ヴァンディヴァート(1912–1989)はアメリカの写真家。「Life」誌のスタッフ写真家として活動し、マグナム・フォトスの創設メンバーのひとりである*1*2

戦時中のヨーロッパを「Life」誌のカメラマンとして取材し、ベルゲン=ベルゼンなどの強制収容所解放時の写真は「Life」誌の「残虐行為(Atrocities)」特集で大きく掲載された*2。雑誌の見開き・ページレイアウトという出版形態が写真の意味生成に不可分に組み込まれており、ヴァンディヴァートの実践はマス・メディアを通じた歴史的衝撃の構成という問題を体現している*1*3。同時代にキャパ・シーモア・ロジャーとともにマグナム創設に加わったことは、雑誌写真家が制度的自律性を求めた戦後の動きを示す*2

現在のヴァンディヴァートの受容は他のマグナム創設者に比べて相対的に限られているが、プリンストン大学美術館やジョージア・オキーフ美術館などの所蔵によって戦時報道写真家としての歴史的位置は確認できる。美術館的なカノンよりも、雑誌を媒体とした歴史的証言の実践者として評価されている*1*2

ウィリアム・ヴァンディヴァート 写真集

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外部リンク

出典