ライアン・マッギンレーRyan McGinley

ライアン・マッギンレー(1977年生まれ)は、ニューヨークのダウンタウン・ユース・サブカルチャーを身近な距離から撮影し、後に屋外での演出的な裸体ロードトリップへと展開したアメリカの写真家。24歳でホイットニー美術館初の個展を開いた最年少作家として知られる。

基本情報
生没年 1977–

経歴

1977年ニュージャージー州ラムジー生まれ。ICPより2007年度インフィニティ賞(若手写真家部門)を受賞。MoMA PS1で2004年に個展、「Greater New York 2005」および「Into Me/Out of Me」にも参加。自費出版「The Kids Are Alright」(1999年)が初期の評価につながり、24歳でホイットニー美術館での個展(当時同館最年少)に至った。*1

表現解説

主要なテーマは、若さ、友情、パフォーマンス、クィア/ダウンタウンのサブカルチャー、自由、リスク、親密性、演出された自発性、そして都市から自然への逃避の神話である。初期の仕事では友人・グラフィティライター・スケーターボーダー・ミュージシャン・クィアの若者たちを親密なカラー写真で撮影。後期作品では裸体または半裸の身体を屋外でロードトリップの形式で演出し、即興的に見えながら念入りに組み立てられたイメージを作る。*3 マッギンレーは自分の社会的世界の内側から作業し、被写体を距離を置いたドキュメンタリーの対象ではなく協働者としていた。後期の屋外での演出は、ダウンタウン・ユース文化のエネルギーを神話的なアメリカの風景へと移植した。2000年代初頭の受容は、ユース・サブカルチャー・クィアの可視性・DIY出版・スケートボード/グラフィティ場面、そして日記的写真と演出的アート写真の境界への関心と重なる。*1 ICPはマッギンレーをナン・ゴールディンヴォルフガング・ティルマンスと結びつける告白的な系譜に位置づけており、ロードトリップ作品もアメリカの道路写真・風景の中の裸体・対抗文化的神話との対話を持つ。*1

批評と受容

ICPはマッギンレーの肖像を「正直で告白的な目でユース・サブカルチャーを明らかにするもの」と評し、ホイットニー最年少個展として紹介した。写真の批評的な意味は、自発性と演出の緊張にある——写真は自然発生的に見えるが、その意味は被写体がカメラを意識し若さをイメージとして能動的に構築することへの参加にある。*3

ライアン・マッギンレー 写真集

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外部リンク

出典