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PHOTOGRAPHERS/GARRY WINOGRAND · ストリート写真
GW
§ 035 — Photographer Index — ストリート写真

ゲリー・ウィノグランド

Garry Winogrand 1928–1984
Countryアメリカ Period1950–1960s Channel都市と瞬間 · STREET
Abstract

ゲリー・ウィノグランド(Garry Winogrand)は、ストリート写真とアメリカ写真を考えるうえで欠かせない写真家です。このページでは、ストリート写真とアメリカ写真を手がかりに、写真史の流れの中での位置づけを、関連作家・運動・出典とあわせてたどります。

Keywords ストリート写真 アメリカ写真 ドキュメンタリー MoMA Leica
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目次 · Table of Contents
§ 01 / 01 解説

ガリー・ウィノグランドはニューヨーク・ブロンクス生まれで、1950年代に雑誌のフリーランス写真家としてキャリアを始め、35mmライカカメラを常に携帯して街頭での速写を続けた。その独自のスタイルは「アブストラクト・エクスプレッショニズムに近い、鋭い対角線で構成された動的な構図」と評されている*1。1967年、MoMAの写真部門ディレクター、ジョン・ザルコウスキーが企画した展覧会「ニュー・ドキュメンツ」にダイアン・アーバスリー・フリードランダーとともに参加し、「彼の世代の中心的な写真家」と位置づけられた*2。ザルコウスキーはこの世代の作品に「スナップショット美学」の概念を定式化した——傾いたフレーム・動体のブレ・一見不安定な構図など、従来の美術写真の規範を逸脱する視覚言語を写真固有の美学として肯定したのである。ウィノグランドの画面についてザルコウスキーは「混沌とした表面の下に、ほぼ無意識に感じ取れる秩序がある——それが作者の視覚的知性の証だ」と評している*5。ウィノグランドの師アレクセイ・ブロドヴィッチは「方法論や技術ではなく直感に頼れ」と説き、この哲学はウィノグランドの撮影姿勢の核となった*6。「写真を撮るのは、世界が写真の中でどう見えるかを確かめるためだ——私には前もって言いたいことなど何もない」という言葉はこの方法論を端的に示す。ウィノグランドは撮影後すぐにフィルムを現像しなかった——「撮影した日の気分が残っていると、その記憶で写真を選んでしまう」という理由から、1〜2年時間を置いてから作業した。1975年刊行の写真集『女たちは美しい』は85点の女性の写真を収録し、フェミニスト批評から性差別的と批判される一方、「1970年代のフェミニズム台頭と性的変容の時代における女性の表現」の記録とする評価もある*3。1975年頃からテキサス・ロサンゼルスへと生活の拠点を移し、撮影スタイルはより暗く複雑なものへと変化した。1984年に56歳でガンにより急死し、現像済みだが未プルーフの6,500本のフィルムと未現像2,500本を含む合計30万点もの未整理写真を遺した*4。この膨大な「未完の仕事」はアリゾナ大学クリエイティブ・フォトグラフィー・センターに収蔵され、1988年のMoMAでの回顧展(ザルコウスキー企画)でその一部が公開された。「私はアメリカの学生だ」という言葉が示すように、彼の写真は変動するアメリカ社会の断面を鋭く切り取り続けた*5

§ REL 関連する写真家・運動
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  • ストリート写真 ― 35mmライカで街頭の動的な瞬間を捉えたウィノグランドの実践。
  • ドキュメンタリー ― 「ニュー・ドキュメンツ」が定式化したスナップショット美学に連なる記録の系譜。
§ REF さらに読む
写真集
The Man in the Crowd: The Uneasy Streets of Garry Winogrand

60〜70年代アメリカの視覚的過剰を読む。

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GARRY WINOGRAND:WINOGRAND COLOR(H)

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