新即物主義|表現|写真史|写真の座標|
新即物主義は、写真史の流れを考えるうえで重要な表現のひとつです。1920年代ドイツで生まれた芸術潮流。感傷的修飾を排し、対象を鮮明・直接的に記録することを重視した。ザンダーの組織的人物記録、レンガー=パッチュの工業物体クローズアップが代表的。このページでは、関係する写真家や時代の流れをたどります。
アウグスト・ザンダーが「20世紀の人々」という組織的肖像プロジェクトを構想するに至った根拠には、20世紀初頭のドイツで科学的信頼性をもっていた「人相学」への関心があった。
レンガー=パッチュは、ピクトリアリズムの美化ともバウハウス的な視覚実験とも異なる立場から、事物そのものの構造的な美しさを精密に示した新即物主義写真の中心人物である。