1970–1980sは、コンセプチュアルアート・フェミニズム・ポストモダンを背景に、写真の制度や表現が大きく動いた時代です。このページでは、日本写真、コンセプチュアルアート、コンセプチュアルなどの表現を手がかりに、この時代の写真家と写真史の流れをたどります。
ダイアン・アーバスは1923年ニューヨーク生まれ。父が5番街の高級毛皮・百貨店「ラセックス」を経営する裕福なユダヤ系家庭に育ち、大恐慌の影すら届かない隔絶した環境の中で過ごした。
詳細を読む森山大道は1938年大阪府池田市生まれ。父の職業柄、幼少期から東京・広島・千葉・島根・大阪と各地を転々とした放浪の生い立ちが、後の「さすらう眼差し」の原型となった。
詳細を読むウィリアム・エグルストンは1939年テネシー州メンフィス生まれ。1960年代から35mmのカラーフィルムで撮影を始め、1976年にMoMAでジョン・ザルコウスキーの企画により「ウィリアム・エグルストン・ガイド」展を開催した。
詳細を読むバーバラ・クルーガーは1945年ニュージャージー州ニューアーク生まれ。パーソンズ美術大学でダイアン・アーバスとマービン・イズラエルに学んだのち、コンデ・ナスト社の雑誌「マドモアゼル」でアートディレクターを20代前半で務めた。
詳細を読む1946年マン島生まれ、2020年没。1970〜80年代のイングランド北東部——タインサイドの造船所・炭鉱・失業した工業地帯——を長期にわたって記録した。
詳細を読むロバート・メイプルソープは1946年ニューヨーク・フラッシング生まれ。プラット・インスティテュートで美術を学んだのち、1970年にポラロイドカメラで写真を撮り始め、独学でスタジオ写真へと発展させた。
詳細を読むシンディ・シャーマンは1954年ニュージャージー生まれ。
詳細を読む1960年サイゴン生まれ、ベトナム系アメリカ人。《Small Wars》《29 Palms》など戦争の再演・軍事訓練・景観を大判カメラで記録した連作群で知られる。
詳細を読む1944年スウェーデン生まれ。クリスター・ストレームホルムに学び、ハンブルクの酒場に集うマージナルな人々を長期撮影した写真集《カフェ・レームリッツ》(1978年)で知られる。
詳細を読む1964年ドイツ生まれ。複数のカメラを同時に起動させ、同一の瞬間を異なる視点から同時に記録する《Exposures》シリーズで知られる。写真の単一視点の権威性を構造的に問い直した、コンセプチュアル写真の重要な作家。
詳細を読む1972年オランダ生まれ。思春期の少女を中心に据えた繊細なカラーポートレートで知られる。
詳細を読む1939年生まれ。《俗神》(ゾクシン)《ヒロシマ 1945–1979》など都市・民俗・原爆後の日本を主題とした長期連作で知られる。日常の表面と国家的外傷の記憶を結びつける方法によって、戦後日本写真の重要な位置を占める写真家。
詳細を読む1948年東京生まれ。《シアター》《シースケープ》《ポートレイト》など長期連作によって、時間・記憶・錯覚をめぐる哲学的問いを大判白黒写真の形式に結晶させた。
詳細を読む1940年生まれ、2019年没。《風姿花伝》(1976年)を代表作とし、祭・街・日常の断面に潜む異質な時間と身振りを独自の白黒写真で記録した。
詳細を読む1955年ランス(フランス)生まれ。写真・オブジェ・彫刻・インスタレーションを横断する現代美術家。
詳細を読む1958年ドイツ、モアース生まれ。生物学者として訓練を受けた後、1980年代末から写真へと転向した。動植物・生物の痕跡・知覚現象を手焼き白黒写真と連作の構造によって探求し、科学的観察と詩的注意を交差させる独自の実践で知られる。
詳細を読む1938年ニューヨーク生まれ。1960年代のストリート写真から始め、1970年代にカラーへと転換した。《ケープ・ライト》(Cape Light、1978年)はカラー写真の美術的認知を後押しした写真集として知られる。
詳細を読む1944年ニューヨーク生まれ。大判カラー写真によってアメリカの風景・日常・社会的矛盾を記録した。
詳細を読む1946年生まれ。アフリカ・中東・チベットなど過酷な自然環境と宗教的な巡礼地を長年にわたって記録し、祈りの形と大地の関係を写真で追い続けた。
詳細を読む1954年生まれ。森山大道のワークショップ写真学校で学んだのち、直接フラッシュと近接距離による対立的なストリート写真《Photo Express: Tokyo》などで1970〜80年代の日本写真を代表する作家のひとりとなった。
詳細を読む1945年カリフォルニア生まれ、2014年パリ没。1975年の《ニュー・トポグラフィクス》展に参加し、郊外の工業地帯・空き地・無名の建造物を精緻な白黒で記録した。風景写真を人間が改変した空間の批評的分析へと転換させた重要な写真家。
詳細を読む1963年生まれ、オランダ、ロッテルダム在住。政治的紛争・宗教・移民など報道が頻繁に扱う主題を分析的な距離から写真とインスタレーションで扱う。
詳細を読む1950年東京生まれ。ガラパゴス諸島での撮影を契機に野生動物写真の道に入り、アフリカ・海・ネコなど多彩な対象を世界各地で撮影してきた。写真集・映像・テレビ番組を通じて、日本において野生動物写真を最も広く普及させた写真家のひとり。
詳細を読む1947年群馬生まれ、横須賀育ち。1970年代から写真活動を始め、横須賀・身体の傷跡・女性の経験・衣服の残留物を通じて個人の痕跡と歴史的記憶を重ね合わせる写真を展開してきた。
詳細を読む1937年生まれ。アメリカ西部の郊外化・環境的変容を静謐な白黒写真で記録し、1975年の《ニュー・トポグラフィクス》展に参加した中心的な写真家。風景写真に道徳的・生態的な批評の眼差しを持ち込んだ。
詳細を読む1966年マドリード生まれ。インスタレーション・パフォーマンス・映像・写真を横断する現代美術家。
詳細を読むサントス・R・バスケスは、展覧会参加記録は確認できる一方で作品内容の資料が限られる作家。アーカイブでは、作品評価を断定せず、1970-80年代の展示制度と資料の空白を示すsource-gapの例として扱う。
詳細を読む1962年ドイツ生まれ。ベッヒャー・スクールの影響を受けながら、都市郊外に広がる市民農園・耕作地・小屋を大判カラー写真で記録してきた。
詳細を読む1947年ニューヨーク生まれ。《アメリカン・サーフェシズ》(1972〜73年)と《アンコモン・プレイシズ》(1973年〜)によって日常的なアメリカの場景をカラー写真の主題として確立した先駆者。
詳細を読む1938年東京生まれ、2015年没。写真家・批評家。
詳細を読む1936年アラバマ生まれ、2016年没。アラバマ州ヘイル郡を生涯にわたって撮り続けた写真家・画家・彫刻家。
詳細を読む1948年生まれ。ベトナム・カンボジア・ラオス・沖縄・コソボなど戦争の傷跡が残る地域を長年にわたって記録した日本のドキュメンタリー写真家。
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