レイオグラフ|表現|写真史|写真の座標|
レイオグラフは、写真史の流れを考えるうえで重要な表現のひとつです。カメラを使わず印画紙の上に直接物を置いて感光させる技法。マン・レイが「レイオグラフ」と命名。モホイ=ナジも「フォトグラム」として同様の技法を独自に発展させた。このページでは、関係する写真家や時代の流れをたどります。
フィラデルフィア生まれのエマニュエル・ラドニツキー(マン・レイ)が写真実践に転じた最大の契機は、1913年のアーモリーショーでマルセル・デュシャンの作品と出会い、その後親交を深めたことにある。
ハンガリー生まれのラースロー・モホイ=ナジは第一次世界大戦に従軍し、塹壕の中で独学でデッサンを始めた。戦後ベルリンでロシア構成主義・ダダと接触し、「芸術は社会変革の工具でなければならない」という信念を持つようになった。